沿革

 昭和40年1月23日、新武道「躰道」として発表。日本躰道協会設立。以後、「躰道本院」(後の日本武藝躰道本院)、世界躰道連盟、日本躰道協会を中心に、指導者の育成として「精選会」、「軌士会」、「国際躰道学院」等を設置する一方、組織の拡充強化策として「躰道5カ年計画」を年次実施。
 平成24(2012)年9月3日、「一般社団法人日本武藝躰道本院」として法人化登記。
 昭和41年11月「第1回全日本躰道選手権大会」開催。以後毎年開催し平成28年11月13日で50回大会を迎える。他に「全国学生大会」「全国社会人大会」「全国少年少女・高校生大会」を開催する一方、国際的には「世界躰道選手権大会」「国際躰道親善大会」を4年ごとに開催しており、開催を支援している。第7回世界大会等は平成29年7月30日に山梨県甲府市「小瀬スポーツ公園武道場」で開催されることになっている。
 昭和49 年に有資格者(称号階位取得者)のための「第1回全国範士等躰道競技大会」を主催、本年度で40回大会を迎える。
 平成27年9月、東日本大震災の鎮魂と慰霊をこめて、被災地宮城県石巻市において、躰道創設50周年並びに初代宗家祝嶺正献最高師範生誕90周年記念事業を共同開催。

伝承名「躰道」の語義

 躰道の「躰」は、旧字体「體」、新字体「体」の俗字である。「身」と「体」の会意文字の中に、「身」には「身がこもる、身を入れる」などの「こころ」を表す意味から精神的な面を、「体」には、「身体、行動する」などの「からだ」を表す語から肉体的な意味をもたせた。即ち、実技を通して精神と肉体の可能性を同時に高め、高めた主体的な自己を自分のためだけではなく、人のため社会のために、「真実・正義・仁愛」に則ったヒューマニズの「道」を求める武道であるという意味が込められている。